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軽貨物のリアル

2026.07.18

「軽貨物ドライバーは底辺」と言われる理由。現役運送会社目線で語ります。

SNSやYouTubeのコメント欄を見ると、

「軽貨物ドライバーなんて底辺」
「やめとけ」
「大変な割に稼げない」

そんな言葉を目にすることがあります。

実際に当社のYouTubeにも同じようなコメントが寄せられることがあります。

もちろん、そう感じる人がいることも事実です。

ただ、実際に軽貨物業界で働き、600名以上のドライバーと関わってきた立場としては、「本当にそうなのだろうか」と思う部分も少なくありません。

今回は、ネットでよく言われる意見に対して、業界のリアルをお伝えしたいと思います。

「下請けだから底辺」というイメージについて

軽貨物ドライバーは、大手運送会社から荷物を受け取り、お客様へ届ける仕事です。

そのため、

「一番下の立場」
「下請けだから底辺」

というイメージを持たれることがあります。

しかし、実際の物流はそんな単純な構造ではありません。

例えば荷物一つ届くまでにも、

  • 集荷する人
  • 大型トラックで運ぶ人
  • センターで仕分けする人
  • 最後にお客様へ届ける軽貨物ドライバー

このように、多くの人が役割を分担しています。

どこか一つでも欠ければ荷物は届きません。

最後に届けるから偉いわけでもなく、下だから価値が低いわけでもありません。

それぞれが物流を支える「役割」でしかないのです。

最近では大手運送会社でも「下請け」というより、「パートナー」という考え方が一般的になっています。

軽貨物は「大変な割に稼げない」と言われる理由

  • 仕事内容と聞いていた話が違った。
  • 思ったより拘束時間が長かった。
  • 売上の説明が曖昧だった。

そんな会社に入ってしまえば、「話が違う」と感じるのは当然です。

だからこそ、軽貨物業界全体が「稼げる」と言い切ることはできません。

一方で、「軽貨物は絶対稼げない」

というのも違います。

収入は、

  • どんな案件を担当するか
  • どれだけ稼働するか
  • 配送スキル
  • 会社の案件力

によって大きく変わります。

実際にコウショウ物流でも、売上50万円以上を安定して作っているドライバーは珍しくありません。

もちろん楽ではありません。

ですが、「軽貨物=稼げない」と決めつけるのもまた違うと感じています。

「誰でもできる仕事」という意見について

軽貨物は普通免許があれば始められます。

そのため、「誰でもできる仕事」と言われることもあります。

しかし、実際に現場を見た人ほど、「思っていたより全然大変」という感想になります。

宅配では、1日に150〜200個以上配達する人も珍しくありません。

時間指定を守り、効率よくルートを考え、お客様対応もしながら配送していきます。

単純そうに見えて、実際には経験や工夫が非常に求められる仕事です。

向き不向きもあります。

だから「誰でもできる」と言い切れる仕事ではありません。

業界にも改善すべき点はある

一方で、軽貨物業界にも反省すべき部分はあります。

例えば、

「誰でも歓迎」

「即採用」

「面接に来ればほぼ契約」

そんな会社があるのも事実です。

その結果、「誰でもできる仕事なんだ」

というイメージを業界自身が作ってしまっている部分もあります。

コウショウ物流では、

面接の服装や受け答え、考え方なども見させていただき、

合わないと判断した場合はお断りすることもあります。

決して人数だけを増やせばいいとは考えていません。

ドライバーという仕事に誇りを持てる環境を作ることも、運送会社の役割だと考えています。

「送料無料」「翌日配送」は当たり前ではない

今では、ネットで注文すれば翌日に届く。

しかも送料無料。

そんな時代になりました。

でも、その裏側には多くの物流関係者がいます。

一つの荷物が届くまでに、

何人もの人が荷物を受け渡し、

運び、

仕分けをし、

最後に軽貨物ドライバーがお客様へ届けています。

この仕組みが毎日当たり前に動いていること自体、本当はすごいことだと思います。

だから荷物を受け取った時に、「ありがとうございます。」

その一言をいただけるだけで、ドライバーは本当に嬉しいものです。

「軽貨物をやって人生が変わった」という人もいる

先日、あるドライバーさんが会社へ来てくれました。

その方は昔、税金も払えず、差し押さえ寸前という状況でした。

そこから軽貨物ドライバーとして働き続け、約8年。

今では税金も完済し、自分の車も購入し、

借りていた車を返却しに来てくれました。

そして、

「社長、ありがとうございました。」

そう報告してくれたのです。

もちろん全員が同じ道を歩めるわけではありません。

それでも、軽貨物という仕事が人生を立て直すきっかけになった人がいるのも事実です。

その姿を見て、「底辺」という言葉だけで片付けられる仕事ではないと改めて感じました。

まとめ

軽貨物ドライバーは、決して楽な仕事ではありません。

だからこそ、

「大変だった」

「思ったより稼げなかった」

という声があるのも理解できます。

しかし一方で、

  • 生活を立て直した人
  • 家族を支えている人
  • 誇りを持って働いている人

そんなドライバーもたくさんいます。仕事に上も下もありません。

社会に必要だから存在している仕事です。

コウショウ物流では、これからも良い部分だけではなく、業界のリアルを発信し続けます。

軽貨物を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する人を一人でも減らし、納得してこの仕事を選べる人が増えるよう、これからも現場のリアルをお届けしていきます。

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