軽貨物のリアル
2026.04.18
“中抜き”の誤解と、本当に見るべきポイント
軽貨物業界に興味を持つと、多くの人が一度は感じる疑問があります。
「中抜きされるから稼げないのでは?」
この問いに対しては、単純なYes・Noでは語れません。
業界の構造を理解することで、見え方が大きく変わります。
そこで今回は軽貨物業界の構造や仕組みを紹介しつつ、この「中抜き」 について切り込んでいこうと思います。
軽貨物業界の構造と中抜き
軽貨物の仕組みと構造
軽貨物の仕事は、多くの場合「元請け → 委託会社 → ドライバー」という流れで成り立っています。
例えば、1個200円の配送案件があった場合、そのままドライバーに200円で渡るとは限りません。
委託会社が間に入り、180円などで依頼されるケースが一般的です。
この差額がいわゆるロイヤリティや手数料と呼ばれるものです。
この構造だけを見ると「中抜き」と感じるかもしれませんが、委託会社は
- 案件の営業・獲得
- 現場管理やトラブル対応
- 保険や契約の管理
- 代走ドライバーの手配
といった役割を担っています。
つまり、単なる中間搾取ではなく、管理運営サポート業務が存在している側面もあります。
下請けが多いから稼げない?
軽貨物で収入が下がる大きな原因は、手数料そのものよりも「多重構造」にあります。
元請けからドライバーに届くまでに複数の会社が介在すると、そのたびに手数料が差し引かれていきます。
例えば
- A社が10%
- B社が10%
- C社が10%
と積み重なることで、最終的な単価は大きく下がってしまいます。
この状態が続くと、現場で働くドライバーの取り分は少なくなり、「軽貨物は稼げない」というイメージにつながります。
つまり問題の本質は「中抜きがあること」ではなく、「どれだけ間に会社が入っているか」です。
会社を選ぶ際はこうした視点で、配送会社の規模感や立ち位置などを気にかけるようにしましょう。
特に経験者などからは、面接中にこういった切り込んだご質問をいただくこともあります。
コウショウ物物流ではこうした質問にもしっかりとお答えしています。
委託業者は案件紹介だけ?
「委託会社は仕事を紹介しているだけでは?」という声もあります。
確かに、会社によってはサポートが薄いケースも存在します。
しかし、実際には
- 継続的な営業による案件確保
- ドライバーと顧客の間の調整
- トラブル時の対応
- 稼働が途切れないための仕組みづくり
などを行っている会社も多くあります。
この部分がしっかり機能していれば、手数料は合理的なコストになります。
逆に、何もしていない会社であれば、不満につながるのは当然です。
重要なのは、手数料の有無ではなく「その中身」です。
中抜きをされない方法とは
中抜きを完全に避けたい場合、方法はシンプルです。
それは自分で営業を行い、企業と直接契約すること。つまり軽配送業を開業するということです!
これが実現できれば、手数料は発生しません。
ただし個人で営むには
- 営業力が必要
- 案件の継続確保が難しい
- トラブル対応も自己責任
といった様々なハードルがあります。
そのため、多くのドライバーはこうして委託会社を利用しながら働くという選択をしています。
また、現実的には「中抜きをゼロにする」ことよりも、「最終的にいくら手元に残るか」を重視することが重要です。
例えば
- 車両費用
- 修理費の負担
- 案件の安定性
- サポート体制
これらを含めて判断しないと、単価だけでは本当の収益は見えてきません。
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まとめ
さいごに改めて軽貨物業界の構造を整理すると、次のようになります。
- 手数料は存在するが、それ自体が問題ではないということ
- 多重下請け構造が収入を下げる要因になりやすい➡会社の規模感を事前に把握しよう!
- 委託会社の価値はサポート内容によって大きく変わる➡しっかりとサポート体制を把握し会社を選ぼう!
- ロイヤリティ、手数料含め最終的にいくら残るかで判断することが重要➡詳しく面接で確認質問するべき!
軽貨物は、環境次第でしっかり稼げる仕事です。一方で、会社選びを誤ると厳しい状況になることもあります。
だからこそ、表面的な条件だけで判断せず、構造を理解したうえで選択することが大切です!